臍帯血は、白血病などの治療に大きく役立ちます。
お母さんと胎児を結ぶ臍帯と、胎盤の中にある血液を臍帯血と言います。出産後には不要になるものですが、その血液の中には、血液の細胞を作り出す元である造血幹細胞がたくさん含まれています。そのため、骨髄や末梢血幹細胞のように移植して、治療に役立てることが出来るのです。主に、白血病や再生不良性貧血の治療に取り入れられてきました。
公明党は1990年代後半から臍帯血移植による治療の保険適用を訴えてきました。
粘り強い活動の結果1998年に認可され、1999年には日本さい帯血バンクネットワークも設立に至りました。しかし、その運営は慢性的な赤字に陥っています。法律も未だ十分な整備がされておらず、しかし医療現場からの必要性は年々高まっていて、早急な法整備の安定が望まれています。